2023年06月11日

2023年6月の例会を開催しました

佐賀ミステリファンクラブ2023年6月の例会を開催しました。

今月の例会は対面とオンラインで実施しました。
対面13人、ZOOM3人、計16人の参加がありました。
また、文藝春秋社の翻訳小説部門統括を務められている永嶋俊一郎氏が、ゲストとしてご参加くださいました。

〇日時:6月11日(日)13時~17時
〇課題本:『父を撃った12の銃弾』
〇内容:
 ①おすすめ本紹介
 ②課題図書の感想
 ③課題図書についてのフリートーク等

読書会では、
・ティーンエイジャーが自己を模索するストーリーが好き
・銃描写を前面に押し出されても、日本人には理解しづらい
・全てが面白く、3回も読み返してしまったほどツボ
・書き留めたくなるほど美しい文章があった
・ページ数は多いが、情景が目に浮かび、サクサクと読めた
・ソフトカヴァー版の造本が面白い
・メルヴィルやヘミングウェイに通じる文体で、今日的なテーマを描いた作品
・脇役も含めて、様々な親子像が描き出されている
・クジラの描き方が本当に美しく感動的
・キャラクターが活き活きと魅力的で、文章も読みやすい
・目次の章題とレイアウトが面白い
・様々なアメリカ・ミステリの文脈を踏まえた上で、現代女流作家らしい新鮮な感性で書かれている
・人物造形に関わる文章に誤訳があったため、作品の真価を十分に読み取れなかった
・世評が高いのは理解できるが、ストーリーが予定調和すぎて少し物足りない
・娘のパートよりも父親の過去パートの方が、感情移入できて読みやすかった
・細かなガジェットが後に伏線となる構成が見事
などの意見が出るとともに、日本と海外におけるミステリというジャンル名の射程の違いや、訳文の中に見られる誤訳と思われる記述、翻訳出版を巡る様々な裏話、などにも話が及び、有意義な会となりました。


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Posted by 佐賀ミステリ  at 20:30 │例会