2022年06月12日

会員のおすすめ本の紹介(204)

2022年5月の例会で会員から寄せられたおすすめ本の紹介をします。

〇『革服の男』(エドワード・D・ホック/光文社文庫)
https://onl.tw/YuB3idj

1000篇以上の短編ミステリを残したE.D.ホックの傑作集。短編の中に
連作短編集が入っているという奇妙な趣向に挑んだ「キルディア物語」、
レオポルド警部と怪盗ニックという2大シリーズ探偵が対決する特別編
「レオポルド警部のバッジを盗め」、『幻の女』パターンの謎を新たな
形で描き出した表題作など、短編作家としてのホックの精髄が味わえる
贅沢な1冊。
  

Posted by 佐賀ミステリ  at 19:22おすすめ本

2022年06月12日

2022年6月の例会を開催しました

佐賀ミステリファンクラブ2022年6月の例会を開催しました。

今月の例会は対面とオンラインで実施しました。
対面9人、ZOOM7人、計16人の参加がありました。


〇日時:6月12日(日)13時~17時
〇課題本:『怪盗ニック全仕事 1』
〇内容:
 ①おすすめ本紹介
 ②課題図書の感想
 ③課題図書についてのフリートーク等

読書会では、
・初めて読んだが面白かったので、全巻読破したい
・軽い作風で楽しいが、続けて読むのは少しきつい
・奇妙な依頼の内容が毎回違っていることに感心する
・アイディアは良いが、小説に仕上げていく際に細部を磨く努力が足りない
・盗みの手口と理由の両方が毎回ネタになっていて、一粒で二度おいしいシリーズ
・軽快な連続ドラマを見ているような感覚
・全体的にほのぼのした雰囲気が漂っているという点で、コージーの一種とも言える
・他の怪盗と比べると、地味で堅実な仕事ぶり
・目次で各作品のタイトルを眺めるだけで面白そう
・推理小説というより、『ルパン3世』のようなノリで楽しめる
・盗み方には無理のある話も多いが、HowよりWhyの方を見るべきシリーズ
・非常に制約が厳しいシリーズだが、作者は自らに縛りを課すことでモチベーションを上げるタイプだったのではないか
・悪人を射殺する話があるなど、主人公が意外と暴力にためらいがないことに驚いた
・調べ物のために図書館を利用するシーンが多いのが印象的
・ニックの住所が依頼人たちに知れ渡っているのが不思議
・暴走しがちなホックの発想と、短編巧者としての技術がバランス良く合わさることで、独自の味わいが発揮されている
などの意見が出るとともに、アメリカの出版業界における雑誌掲載短編の重要性や、ミステリにおいて非現実的なネタと
説得力を両立させることの難しさ、近年の本の品切れまでの期間の早さなどにも話が及び、有意義な会となりました。    

Posted by 佐賀ミステリ  at 18:58例会

2022年06月09日

会誌『雨中の伽』第3号を発行しました。

佐賀ミステリファンクラブの会誌『雨中の伽(うちゅうのとぎ)』第3号を発行しました。




・サイズ:A5
・ページ数:98p

●価格
1冊当たり750円(税、送料込み)

●販売サイト
https://www.amazon.co.jp/dp/B0B3K55KD3
※今号から、Kindle ダイレクト・パブリッシング(ペーパーバック)を利用し、Amazonで販売します。

【目次】
ページ番号、表題、著者
006 巻頭言 岩本直也
008 詩 二篇 竹本健治
011 短歌 佐賀ミステリファンクラブ 松本ユミ
012 小松左京のミステリ 宮田義弘
018 「刺さる」クリスティ 尾辻沙織
023 うろん人の炉辺閑暇話 野口義通
050 現代高齢者用語「珍」解釈辞典 いい仮言
058 『猫は知っていた』仁木悦子 宮田義弘
065 鬼の攪乱 貫く捜査 薗田竜之介
096 佐賀ミステリファンクラブ活動記録  

Posted by 佐賀ミステリ  at 16:27会誌