2019年10月28日

会員のおすすめ本の紹介(83)

2019年9月の例会で会員から寄せられたおすすめ本の紹介をします。




http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000188841

『闇に香る嘘』(下村敦史/講談社)

「絶対評価でA。」(有栖川有栖)
名だたる選考委員絶賛の第60回江戸川乱歩賞受賞作。

41歳で全盲になった69歳の主人公村上和久は、孫に腎臓移植をしようとするが不適合と分かる。そこで兄の竜彦に提供を依頼するも強い拒否にあう。検査さえも拒む兄に違和感を感じた和久は、ある疑念を浮かべる。
中国残留孤児の兄が帰国をした時、和久は既に全盲となっていて、兄の顔を見れなかった。兄は本物なのか?偽物が成り済ましているのではないか?
疑念は疑念を呼ぶ。全盲でありながら、和久は真偽を明らかにすべく調査を始める。


探偵役が全盲である。当然、行動は制限される。だが盲目である設定を最大限に活かし、ミステリーとして昇華している。
そしてある時点、そのたった数文字が、全ての伏線を芋づる的に回収する。あまりにも見事で、瞬間呆気に取られた。
5回も最終選考に残りながら落選した作者の6回目の挑戦での受賞作は、完成度の非常に高い傑作である。

※画像は出版社からリンク  

Posted by 佐賀ミステリ  at 20:35おすすめ本

2019年10月13日

2019年10月の例会(合宿)を開催しました

佐賀ミステリファンクラブ2019年10月の例会を開催しました。
今回は合宿を行いました。


○日時:2019年10月12日(土)~13日(日)

 富士町で合宿を行いました。
 竹本様をはじめ11名が合宿、他にイベントに3名様にご参加いただきました。
 遠くは東京からもご参加いただきました。
 
○12日
 最初は富士の公民館でのイベント。
 ・会員が作成された「犯人当て」の配布。13日に解答がありますのでそれまでに考えます。
 ・様々な推理ゲームを実施しました。
 
 宿に移動し、富士のぬる湯のお風呂と食事。



 二次会でもミステリ談義に花が咲き、ゲームもしました。



○13日
 「犯人当て」の解答。
 創る人も解答する人もすごいと感心しました。



 富士町にある笹沢左保記念館の見学

 ・全著作(初版!)の公開





 浪漫座の見学
 11月9日のトークショーのお手伝いをするため、見学をしました。


充実した合宿でした。みなさま、ありがとうございました。  

Posted by 佐賀ミステリ  at 15:17例会