2022年12月24日
会誌『雨中の伽』第4号を発行しました。
会誌『雨中の伽』第4号を発行しました。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0BQXT6F6V

・サイズ:A5
・ページ数:213p
●価格
1冊当たり1,155円(税、送料込み)
●販売サイト
https://www.amazon.co.jp/dp/B0B3K55KD3
※Kindle ダイレクト・パブリッシング(ペーパーバック)を利用し、Amazonで販売します。
【目次】
ページ番号、表題、著者
006 巻頭言 松本ユミ
008 自選・回文短歌 竹本健治
012 ミステリテーマのボードゲーム 岩本直也
018 映画『エクソシスト』についての一考察 宮田義弘
026 うろん閑人の炉辺閑話 野口義通
039 金田一の悲しすぎる話をランキングにする 小生太郎
051 ジョン・ディクソン・カーと彼のレディ達 月乃みと
062 模倣の殺意 宮田義弘
067 『現代短篇の名手たち』シリーズ覚え書き 樹智花
083 鬼の攪乱 貫く捜査 薗田竜之介
119 探偵と事件と犯人と 桶阿笠音羽
140 ミステリー添削講座実践編 瑠璃野律也
174 殺害予防薬コロサレナイン 山々田太々郎
209 活動記録
210 佐賀ミステリファンクラブより
211 from editors
https://www.amazon.co.jp/dp/B0BQXT6F6V

・サイズ:A5
・ページ数:213p
●価格
1冊当たり1,155円(税、送料込み)
●販売サイト
https://www.amazon.co.jp/dp/B0B3K55KD3
※Kindle ダイレクト・パブリッシング(ペーパーバック)を利用し、Amazonで販売します。
【目次】
ページ番号、表題、著者
006 巻頭言 松本ユミ
008 自選・回文短歌 竹本健治
012 ミステリテーマのボードゲーム 岩本直也
018 映画『エクソシスト』についての一考察 宮田義弘
026 うろん閑人の炉辺閑話 野口義通
039 金田一の悲しすぎる話をランキングにする 小生太郎
051 ジョン・ディクソン・カーと彼のレディ達 月乃みと
062 模倣の殺意 宮田義弘
067 『現代短篇の名手たち』シリーズ覚え書き 樹智花
083 鬼の攪乱 貫く捜査 薗田竜之介
119 探偵と事件と犯人と 桶阿笠音羽
140 ミステリー添削講座実践編 瑠璃野律也
174 殺害予防薬コロサレナイン 山々田太々郎
209 活動記録
210 佐賀ミステリファンクラブより
211 from editors
2022年12月17日
会員のおすすめ本の紹介(218)
会員から寄せられたおすすめ本の紹介をします。

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784094070699
ハーラン・コーベン『WIN』小学館文庫 田口俊樹訳
ハヤカワ・ミステリ文庫で昔出ていた、マイロン・ボライター・シリーズのスピンオフ作品です。マイロンの親友兼相棒、容姿端麗頭脳明晰御曹司で時には暴力をふるうこともためらわない、ウィンザー・ホーン・ロックウッド三世(通称ウィン)が主人公。自分のした行動に迷いがなく、普通の展開なら主人公が逡巡やためらいを見せるところを、あえてそれをさせずに突き進むことで、ある種の爽快感とエンターテインメント性を担保しています。謎解きミステリとしても、クライムノベルとしても素晴らしく、「家族の悲劇」を丹念に描くところはまるでロス・マクドナルド作品のよう。マイロン・ボライター・シリーズを読んでいなくても楽しめる作りになっているので、ここから逆流して前述のシリーズを読むのもおすすめです。

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784094070699
ハーラン・コーベン『WIN』小学館文庫 田口俊樹訳
ハヤカワ・ミステリ文庫で昔出ていた、マイロン・ボライター・シリーズのスピンオフ作品です。マイロンの親友兼相棒、容姿端麗頭脳明晰御曹司で時には暴力をふるうこともためらわない、ウィンザー・ホーン・ロックウッド三世(通称ウィン)が主人公。自分のした行動に迷いがなく、普通の展開なら主人公が逡巡やためらいを見せるところを、あえてそれをさせずに突き進むことで、ある種の爽快感とエンターテインメント性を担保しています。謎解きミステリとしても、クライムノベルとしても素晴らしく、「家族の悲劇」を丹念に描くところはまるでロス・マクドナルド作品のよう。マイロン・ボライター・シリーズを読んでいなくても楽しめる作りになっているので、ここから逆流して前述のシリーズを読むのもおすすめです。
2022年12月17日
2022年12月の例会を開催しました
佐賀ミステリファンクラブ2022年12月の例会を開催しました。
今月の例会は対面とオンラインで実施しました。
対面14人、ZOOM4人、計18人の参加がありました。
〇日時:12月17日(土)13時~17時
〇課題本:『歯と爪』
〇内容:
①おすすめ本紹介
②課題図書の感想
③課題図書についてのフリートーク等
読書会では、
・旧版刊行時に袋とじの趣向に惹かれて手に取り、読んで大きなインパクトを受けた
・サスペンスとして読みごたえがあり、ドキドキしながら読んだ
・袋とじになっている本を読んだのは初めてだったので、期待のハードルを上げ過ぎてしまった面がある
・主人公の復讐譚として非常に面白く、決着のつけ方も上手い
・旧版と新版では袋とじの位置が変わり、少し真相が読みにくくなっている
・返金保証は当時は画期的な趣向だったのだろうが、現代では袋とじにするほどのネタではないのでは
・今読むとおおむねネタは予想できるが、それでも結末が気になる書きぶりは流石
・袋とじの趣向は、先を早く読みたくさせることに寄与している
・とても良いラブストーリーとして読んだ
・作者が自信を持っていたのは袋とじにした結末部分ではなく、むしろそこに至るまでのサスペンスでは
・最終章の締めくくり方が印象的
・古典的なトリックの新機軸とも言えるが、実行に当たっての手法が安易
・主人公がイカサマ賭博で資金を稼ぐシーンがスリリング
・主人公の計画が偶然によって上手く進展するなど、ご都合主義な面が目につく
・作者自身が書きながら結末を変更していった可能性もあるのでは
・作者が脚本家だけあって、映像が浮かぶ文章とリーダビリティは見事
・主人公とヒロインの物語があっけなく終わってしまったのが残念
・作者は本格ミステリマニアのような読者を想定しておらず、非常にピュアな読み方を期待しているのでは
・メインネタは今一つだが、裁判シーンはとても面白い
・細かい点を気にするよりも、2つのストーリーをつなげていく奇術師の手さばきを楽しむ作品
などの意見が出るとともに、プロローグの文章の解釈や、主人公の復讐計画の根底にある行動原理、袋とじ製本の歴史などにも話が及び、有意義な会となりました。
今月の例会は対面とオンラインで実施しました。
対面14人、ZOOM4人、計18人の参加がありました。
〇日時:12月17日(土)13時~17時
〇課題本:『歯と爪』
〇内容:
①おすすめ本紹介
②課題図書の感想
③課題図書についてのフリートーク等
読書会では、
・旧版刊行時に袋とじの趣向に惹かれて手に取り、読んで大きなインパクトを受けた
・サスペンスとして読みごたえがあり、ドキドキしながら読んだ
・袋とじになっている本を読んだのは初めてだったので、期待のハードルを上げ過ぎてしまった面がある
・主人公の復讐譚として非常に面白く、決着のつけ方も上手い
・旧版と新版では袋とじの位置が変わり、少し真相が読みにくくなっている
・返金保証は当時は画期的な趣向だったのだろうが、現代では袋とじにするほどのネタではないのでは
・今読むとおおむねネタは予想できるが、それでも結末が気になる書きぶりは流石
・袋とじの趣向は、先を早く読みたくさせることに寄与している
・とても良いラブストーリーとして読んだ
・作者が自信を持っていたのは袋とじにした結末部分ではなく、むしろそこに至るまでのサスペンスでは
・最終章の締めくくり方が印象的
・古典的なトリックの新機軸とも言えるが、実行に当たっての手法が安易
・主人公がイカサマ賭博で資金を稼ぐシーンがスリリング
・主人公の計画が偶然によって上手く進展するなど、ご都合主義な面が目につく
・作者自身が書きながら結末を変更していった可能性もあるのでは
・作者が脚本家だけあって、映像が浮かぶ文章とリーダビリティは見事
・主人公とヒロインの物語があっけなく終わってしまったのが残念
・作者は本格ミステリマニアのような読者を想定しておらず、非常にピュアな読み方を期待しているのでは
・メインネタは今一つだが、裁判シーンはとても面白い
・細かい点を気にするよりも、2つのストーリーをつなげていく奇術師の手さばきを楽しむ作品
などの意見が出るとともに、プロローグの文章の解釈や、主人公の復讐計画の根底にある行動原理、袋とじ製本の歴史などにも話が及び、有意義な会となりました。