2023年04月16日

会員のおすすめ本の紹介(228)

会員から寄せられたおすすめ本の紹介をし
ます。

『歌うダイアモンド』(ヘレン・マクロイ/創元推理文庫)

https://amzn.asia/d/8ZUmOqd

アメリカを代表する女流本格ミステリ作家、ヘレン・マクロイの傑作短編集。
全米各地で謎の飛行物体を目撃した人間が次々と死んでいくという、壮大な
奇想が炸裂する表題作、清朝末期の北京を舞台に繰り広げられる味わい深い
歴史ミステリ「東洋趣味」、十五年前に濡れ衣を着せられた男が復讐のため
舞い戻る、読み応え抜群の中編「人生はいつも残酷」など、ハイクオリティな
作品が並ぶ。直球の本格ミステリから、社会風刺を利かせたSFまで、著者の
幅広い作風を概観できる、貴重な一冊。  

Posted by 佐賀ミステリ  at 16:09おすすめ本

2023年04月09日

2023年4月の例会を開催しました

佐賀ミステリファンクラブ2023年4月の例会を開催しました。

今月の例会は対面とオンラインで実施しました。
対面9人、ZOOM6人、計15人の参加がありました。

〇日時:4月9日(日)13時~17時
〇課題本:『クライム・マシン』
〇内容:
 ①おすすめ本紹介
 ②課題図書の感想
 ③課題図書についてのフリートーク等

読書会では、
・1日に1話ずつ様々なテイストの作品を味わうような読み方が似合う短編集
・星新一のショートショートのようで面白い
・どの短編も締めの一文がおしゃれで読後感が良い
・最後は読者に丸投げするような話が多くて合わなかった
・登場人物は分かっていない真相に読者だけが気づく面白さ
・表題作のネタはご都合主義が過ぎるように思われる
・ミステリの定型を前提としてヒネった作品が良い
・ノンシリーズ短編も作品世界にスッと入れるように書かれていて、読んでいて負荷がない
・ダールなど他の短編作家と比べても、オチが明快で分かりやすい作品が多い
・SFではブラッドベリに心酔する一方でブラウンには乗れないのだが、それと同じように合わない作家
・重さがないので楽に読めて、どの作品も切れ味が非常に良い
・最近のディーヴァーのようなヒネりすぎた作品よりも、これぐらいシンプルなオチの方が良い
・とてもページ数が少ない作品であっても、読みごたえは十分
・良く出来た短編集だとは思うが、オチが想定の範囲内の話が多くて乗り切れない
・リッチーはこだわりなく短編を量産する職人作家だが、個々の作品の質も高い
などの意見が出るとともに、収録作の一編のオチの解釈や、本書刊行時のミステリ年間ランキングの情勢、都筑道夫と小鷹信光のリッチーに対する評価の違い、などにも話が及び、有意義な会となりました。   

Posted by 佐賀ミステリ  at 21:51例会