2023年05月14日
2023年5月の例会を開催しました
佐賀ミステリファンクラブ2023年5月の例会を開催しました。
今月の例会は対面とオンラインで実施しました。
対面20人、ZOOM3人、計23人の参加がありました。
著者である竹本健治先生も参加され、貴重なお話を伺うことができました。
〇日時:5月14日(日)13時~17時
〇課題本:『匣の中の失楽』
〇内容:
①自己紹介
②課題図書の感想
③課題図書についてのフリートーク等
読書会では、
・膨大な量の知識を、全て物語に必要なピースとして配置していく、構成力が凄まじい
・幻想味に富む一方で、ミステリとしてのトリックも多い、とにかく魅力的な作品
・本作の後に読んだ『虚無への供物』が真っ当な小説に見えてしまったが、これがオマージュ元だということもよく分かった
・タイトルの「匣」や「失楽」といった言葉が何を象徴しているのかが、とても気になる
・「第五の奇書」の座に収まる作品がいまだに出ていないことからも、本作が到達した地点の高さが分かる
・再読すると、全く別の作品のような新たな印象を受けた
・遊園地のびっくりハウスの中で振り回されているかのような読書体験
・この作品があったからこそ、以降の国内ミステリにおいて量子力学などが定番の道具立てとして定着した
・本作を紹介してくれた人から、真実の所在や作者の立ち位置を考えながら読むよう勧められたが、何十年経っても未だに答が分からない
・著者の意図は作中作のみで探偵小説を描き切ることにあり、そう考えると竹本健治=作中のナイルズなのでは
・日常的に折に触れて思い出してしまうような、印象的なシーンが多い
・自分も好きなエミリー・ディキンソンの詩が効果的に使われていて、嬉しくなった
・乾くるみの『匣の中』を先に読んで理解できなかったので、元ネタの本作を読んでみたら、もっと理解できなかった
・章割りが上手いおかげで、とてもテンポ良く読めた
・文章の力で読者をどこにでも引き回せる、小説家の怖さを感じた
・他の竹本作品と比べると、作者と登場人物の距離感が近いように感じられる
・もっと混沌としたラストになるかと予想していたら、意外とちゃんと解決して、やはりミステリなのだと感じた
・冒頭の霧の中の不連続線の描写に、著者の若さを感じる
・この構成を思いつく人は他にもいるかもしれないが、本気で書こうと思い、書くことができるのは竹本健治だけ
・極めてありふれた日常的な舞台設定から、これほどの物語を展開できるのが驚き
・22歳の竹本健治が、世界の真理に対して叩きつけた挑戦状
・常に誰にも似ていない作品を書くところが著者の凄いところであり、竹本健治というジャンルととらえるべき
などの意見が出るとともに、本作執筆とデビューに至るまでの詳細な経緯や、アンチ・ミステリや奇書といった用語で作品をくくることの是非、本作の存在が竹本先生のその後の作家活動に与えた影響と、現在のご本人の目から見ての評価、などにも話が及び、有意義な会となりました。


今月の例会は対面とオンラインで実施しました。
対面20人、ZOOM3人、計23人の参加がありました。
著者である竹本健治先生も参加され、貴重なお話を伺うことができました。
〇日時:5月14日(日)13時~17時
〇課題本:『匣の中の失楽』
〇内容:
①自己紹介
②課題図書の感想
③課題図書についてのフリートーク等
読書会では、
・膨大な量の知識を、全て物語に必要なピースとして配置していく、構成力が凄まじい
・幻想味に富む一方で、ミステリとしてのトリックも多い、とにかく魅力的な作品
・本作の後に読んだ『虚無への供物』が真っ当な小説に見えてしまったが、これがオマージュ元だということもよく分かった
・タイトルの「匣」や「失楽」といった言葉が何を象徴しているのかが、とても気になる
・「第五の奇書」の座に収まる作品がいまだに出ていないことからも、本作が到達した地点の高さが分かる
・再読すると、全く別の作品のような新たな印象を受けた
・遊園地のびっくりハウスの中で振り回されているかのような読書体験
・この作品があったからこそ、以降の国内ミステリにおいて量子力学などが定番の道具立てとして定着した
・本作を紹介してくれた人から、真実の所在や作者の立ち位置を考えながら読むよう勧められたが、何十年経っても未だに答が分からない
・著者の意図は作中作のみで探偵小説を描き切ることにあり、そう考えると竹本健治=作中のナイルズなのでは
・日常的に折に触れて思い出してしまうような、印象的なシーンが多い
・自分も好きなエミリー・ディキンソンの詩が効果的に使われていて、嬉しくなった
・乾くるみの『匣の中』を先に読んで理解できなかったので、元ネタの本作を読んでみたら、もっと理解できなかった
・章割りが上手いおかげで、とてもテンポ良く読めた
・文章の力で読者をどこにでも引き回せる、小説家の怖さを感じた
・他の竹本作品と比べると、作者と登場人物の距離感が近いように感じられる
・もっと混沌としたラストになるかと予想していたら、意外とちゃんと解決して、やはりミステリなのだと感じた
・冒頭の霧の中の不連続線の描写に、著者の若さを感じる
・この構成を思いつく人は他にもいるかもしれないが、本気で書こうと思い、書くことができるのは竹本健治だけ
・極めてありふれた日常的な舞台設定から、これほどの物語を展開できるのが驚き
・22歳の竹本健治が、世界の真理に対して叩きつけた挑戦状
・常に誰にも似ていない作品を書くところが著者の凄いところであり、竹本健治というジャンルととらえるべき
などの意見が出るとともに、本作執筆とデビューに至るまでの詳細な経緯や、アンチ・ミステリや奇書といった用語で作品をくくることの是非、本作の存在が竹本先生のその後の作家活動に与えた影響と、現在のご本人の目から見ての評価、などにも話が及び、有意義な会となりました。


2023年05月11日
佐賀ミステリファンクラブ決算書
2022年度決算書
https://drive.google.com/file/d/10aGkBjY9ZIjusb1NzzeFwWFTou_GIZka/view?usp=share_link
2021年度決算書
https://drive.google.com/file/d/1gfo-sx4n1-Uv71wiwJ3ptV4BYOPdBG9m/view?usp=share_link
2020年度決算書
https://drive.google.com/file/d/1eIl7TMN-dajcZtaq461Bb1BDV-d4SNkZ/view?usp=share_link
2019年度決算書
※収入、支出がないため無し
2018年度決算書
※収入、支出がないため無し
https://drive.google.com/file/d/10aGkBjY9ZIjusb1NzzeFwWFTou_GIZka/view?usp=share_link
2021年度決算書
https://drive.google.com/file/d/1gfo-sx4n1-Uv71wiwJ3ptV4BYOPdBG9m/view?usp=share_link
2020年度決算書
https://drive.google.com/file/d/1eIl7TMN-dajcZtaq461Bb1BDV-d4SNkZ/view?usp=share_link
2019年度決算書
※収入、支出がないため無し
2018年度決算書
※収入、支出がないため無し