2020年02月24日

会員のおすすめ本の紹介(107)

2020年2月の例会で会員から寄せられたおすすめ本の紹介をします。




https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334913366


『暗黒残酷監獄』(城戸喜由/光文社)

第23回日本ミステリー文学大賞新人賞

主人公の高校生は、今日も人妻との不倫に勤しむ。
家に帰ると、家族から姉が磔にされて殺されたことを聞かされる。「この家には悪魔がいる」というメモから、家族を調査すると、父は子どものときに誘拐事件に巻き込まれ、母は事故死したことになっており、自殺した兄は不可解な小説を書いていた。
姉は誰に殺されたのか?父が巻き込まれた事件と、母の事故死はつながっているのか?この家にいる悪魔とはだれなのか?
様々な謎がてんこもりで出てくるが、主人公の人の血が通っていないような冷徹な視線で無情に解決されていき、胸焼けはおこさない。

※画像は出版社からリンク  

Posted by 佐賀ミステリ  at 21:24おすすめ本

2020年02月23日

会員のおすすめ本の紹介(106)

2020年2月の例会で会員から寄せられたおすすめ本の紹介をします。




http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488070281


『夜明けの睡魔』(瀬戸川猛資/東京創元社)

ミステリ・マガジン1980年7月号から連載された海外ミステリの読書案内です。
クリスティ、クイーン、カーなどのメジャーどころから、ラヴゼイ、ヒラリー・ウォー、ディキンスンなどのマイナーどころ、果てはスティーヴン・キングやポワロ&ナルスジャックまで網羅。
軽快な語り口、ユーモアたっぷりで決して難しくない。
滅茶苦茶褒めてるかと思えば、いきなりNo!と否定する。自分がつまらないと思ったものは、つまらないと言う正直さ。
ひとつひとつの回は短いですが着眼が鋭く、その上笑えます。
80年代や古典ミステリを読み損なった方々なとっては、最高のガイド本です。(ただし、ネタバレ多し)

※画像は出版社からリンク  

Posted by 佐賀ミステリ  at 22:18おすすめ本

2020年02月14日

会員のおすすめ本の紹介(105)

2020年2月の例会で会員から寄せられたおすすめ本の紹介をします。




http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488183110


『学寮祭の夜』(ドロシー ・L・セイヤーズ/創元推理文庫)

作家のハリエットが母校の学寮祭に卒業して以来初めて参加したところ、嫌がらせの手紙を受け取りがっかりな思いをさせられます。しかし、その数ヶ月後、それ以上のいたずらや手紙が広がっていると恩師より相談を受け、再び学寮を訪れ解決に奔走します。
貴族探偵ピーター卿も登場します。2人の推理もよいのですが、今後ピーター卿とどのような関係を保っていくのかや今後どうするのかを考えていくところも興味深いです。この時代の学問に携わる女性がどうだったのか垣間見ることもできます。
最後のシーンは私はとっても好きです。憧れますね~。

※画像は出版社からリンク  

Posted by 佐賀ミステリ  at 20:09おすすめ本

2020年02月13日

会員のおすすめ本の紹介(104)

2020年1月の例会で会員から寄せられたおすすめ本の紹介をします。




http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000326801


『#柚莉愛とかくれんぼ』(真下 みこと/講談社)

 第61回メフィスト賞受賞作

地下アイドルグループ「となりの☆SiSTERs」。
センターの青山柚莉愛のが画生配信の後に血を吐いて倒れた。
最後に現れたのは #柚莉愛とかくれんぼ の文字。

SNSで意図的に作成される炎上、ファンの暴走。
青山柚莉愛は高校生だが、彼女でさえ自分の年齢を気にするは、現在のひずみか。
作者は女子大生とのことで、世代が近いものでしか描けない現代社会派ミステリ。

ぜひ特設サイトもあわせて見てほしい。
http://book-sp.kodansha.co.jp/yuria/

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Posted by 佐賀ミステリ  at 18:44おすすめ本

2020年02月12日

会員のおすすめ本の紹介(103)

2020年2月の例会で会員から寄せられたおすすめ本の紹介をします。




https://www.kadokawa.co.jp/product/321909000204/


『狐火の辻』(竹本健治/角川書店)

 土砂降りの中で、温泉街・湯河原で起こった交通事故。また別の場所に起こった交通事故では被害者が煙のように消えてしまう(消えてしまうのだ!)謎の黒マントの怪人、尾行する男を尾行する男、タクシー怪談。
 すでにこの辺りでワクワクが止まらない。
 不可思議な現象・都市伝説、心霊スポットを巡るYouTuberたち。そこへお馴染みの楢津木刑事が事件に興味を持ち事件解決と謎解きのため「居酒屋探偵団」を結成。18歳で本因坊IQ208の天才棋士・牧場智久を引き込んでいく…このまま終わりなくずっとずっと読み続けていたい魅惑のミステリーです。
 怪談話、怖い話、都市伝説がお好きな方には最高におススメします。「居酒屋探偵団」に乾杯!

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Posted by 佐賀ミステリ  at 19:50おすすめ本

2020年02月11日

会員のおすすめ本の紹介(102)

2020年2月の例会で会員から寄せられたおすすめ本の紹介をします。




https://www.futabasha.co.jp/booksdb/smp/book/bookview/978-4-575-52314-0/smp.html


「背中、押してやろうか?」(悠木シュン/双葉社)

 平凡なボクの毎日は、一人の女の子の登場で静かに壊れ始める…不可逆ないじめ、連鎖する同級生の死。全ての謎が解けた時、思わず頭を抱えたくなる青春“暗黒”ミステリーです。

※画像は出版社からリンク  

Posted by 佐賀ミステリ  at 21:52おすすめ本

2020年02月10日

会員のおすすめ本の紹介(101)

2020年2月の例会で会員から寄せられたおすすめ本の紹介をします。




http://ronso.co.jp/book/%E9%99%B0%E8%AC%80%E3%81%AE%E5%B3%B6/


『陰謀の島』(マイケル・イネス/論創社)
 ミステリマニアの間で名のみ知られていた、マイケル・イネスの異色作、ついに邦訳。
 時は第二次大戦の真っただ中、空襲にさらされるロンドンで奇怪な事件が相次いだ。
 人の心を読むと噂される馬が盗まれ、多重人格の娘が誘拐され、幽霊屋敷が夜な夜な解体されて最後は全て消えてしまう。この異常な連続“盗難”事件を追うスコットランド・ヤードのアプルビイ警部は、犯人一味を追って謎の島へと渡る。だが、そこで彼が見たものは、狂気に彩られた世界規模の大陰謀であった……。
 自由奔放な想像力、高い教養に裏打ちされたインテリらしい悪ふざけ、最後に浮かび上がる冷徹な社会批評。オックスフォード派の代表格イネス
の本質を垣間見ることができる、インパクト抜群の奇書である。


※画像は出版社からリンク  

Posted by 佐賀ミステリ  at 21:06おすすめ本

2020年02月10日

2020年2月の例会を開催しました

佐賀ミステリファンクラブ2020年2月の例会を開催しました

○日時:2020年2月9日(日)13時~17時
 ○内容
  ①:自己紹介&おすすめ本の紹介
  ②:課題図書『奇譚蒐集録』

 例会に先立ち、有志で0次会で推理系のゲームを行いました。

 第14回目の例会は、ゲストに清水朔様をお招きし、会員は竹本先生を始め18名に出席いただきました。



読書会では、
・作中の儀式が本当に存在するかのよう感じられ、世界観がつくりこまれている
・読んでいて不思議な「豊かさ」を感じる
・どうやって思いついたのか知りたい
・参考文献を知りたい
・最後のあのシーンは、こういう風にしてほしくなかったが、大人と子どもで感じ方が違うかも
・あの台詞の意味は、こういう意味ではないか
・ここのシーンは、シリーズの伏線なのでは
・はやく続編を読みたい
など、さまざまな意見がでて、それにお答えいただけることで、さらに深く作品を味わうことができました。

また、参加いただいた会員様から、本を寄贈いただきました。
別の会員様からは今回も貴重な本を見せていただきました。


最後は、ミニサイン会を実施。



例会終了後は有志で懇親会を開催しました。

ミステリ漬けの一日でした。ありがとうございました。
  

Posted by 佐賀ミステリ  at 19:55例会

2020年02月07日

会員のおすすめ本の紹介(100)

2020年1月の例会で会員から寄せられたおすすめ本の紹介をします。




http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488449018


『模倣の殺意』(中町信/東京創元社)

7月7日の午後7時、新進作家の坂井正夫が青酸カリによる服毒死を遂げた。
遺書はないが、自殺として処理される。
医学書系の出版社に勤める中田秋子と、ルポライターの津久見伸助、二人の視点が交互に語られる。そこに仕掛けられていたのは……。

40年以上前の作品なので粗はあるが、最後にあっと言わせるあのトリックの名作。全てここから始まった。
架空都市とわかっていながらも読み進めていくうちに、あれ、ほんとうってなんなんだっけ。という問いに対峙させられました。

※画像は出版社からリンク  

Posted by 佐賀ミステリ  at 23:34おすすめ本